このゴールデンウィークにネットフリックスで配信が始まり話題沸騰中のドラマ「地獄に堕ちるわよ」を観た。
彼女の良くない話しは何となく知ってはいたが、まあどこまでお金に強欲なんだろうかとびっくりした。
特にあの当時国民的スターだった女性演歌歌手との金銭トラブルのくだり。
やってることがまるでヤクザ。
ドラマでも充分そのドス黒さにはびっくりしたが、ドラマはまだまだ生ぬるい。
実際はもっともっとヤクザ的でまさに女ヤクザなことをやってきた人らしい。
それで、やっぱりこのような他に類を見ないほどの際立った人がいると、「一体どんな命式をしているのかな?」と気になってしまうわけで、、。
ドラマを見ながら細木氏の生年月日を調べて命式を出した。
しかし、ここで不可解なことが起こる。
1935年生まれ?
その時に調べて出てきた彼女の生年月日は「1935年4月4日」だった。
どこを見て出てきた数字なのか失念して覚えていない。
検索履歴でいくら探しても出てこない。
でもその後また生年月日を確認してみらた、どこのサイトも全て「1938年4月4日生まれ」となっていて、1935年生まれとの情報は一切出て来ず。
あの時私が見たのは一体何だったのか?
私が偶然見てしまった1935年4月4日生まれで三柱ではあるけれど命式を出すと、やっぱりお金に強欲で信用ならないドス黒い様子がそのまんま出てくる。
身弱の財多傾向の命式。
お金は大好き。
人生の目的はズバリお金。
そして金運は良い。
大運、流年の流れでたまに悪くなるけど基本的に金運は良いから悪い時期が抜ければ回復できる。財多身弱だからといってその全ての人がステレオタイプに重い借金で一生苦しむわけではなく、金回りの良い人、良い時期のあった人はいる。
学校の勉強は嫌いかあまりできない人。
私はこの命式の人からビジネスの話しやお金儲けの話しを持ちかけられても絶対に信用しない。
印星は正当性、真面目で真っすぐな性質を持つものだけれども、これが強い忌財で剋されている。
そういう人は正当性、真面目さを欠くのでいい加減で平気でルールは破るし約束は守らない。正当性を欠くので法を守ることも軽視する。常識マナーも何もない。
だから絶対に信用しない。
彼女に四柱推命占いの手ほどきをした先生というか数子氏の六星占術のパクリ元の神煕玲先生から借りた占術の本も返さなかったというエピソードも、こんな命式の人ならやりかねないなと納得できる。
神煕玲先生が貸した本は多分初めて学ぶ人に合わせた基本中の基本の本だったのだろうけれども占術家にとってはきっと何かの時にパラパラ見て確認できるようにいつも手元に置いておきたかった大切な本。
本当に真剣に勉強する気があるのならば、そんな当たり前のことくらいわざわざ言われなくても分かるはず。
それを返さなかったというのは彼女は勉強を軽視していたということ。
この命式の人ならばそういう人だからもう仕方がない。

“「姉が高校を中退したのは勉強が嫌いだったから。生活に困ったわけじゃない」”
実弟もこのように証言している。(溝口敦氏の著書「魔女の履歴書」の中から引用)
それでいて、口はものすごく達者、人の心を掴むのも上手くそのコミュ力で他人をコントロールしようとしてくる。
身弱だけれども胆は据わっている。
中医学でいう「肝腎かなめ」の肝の臓腑の五行が強くてこれが本人と結びついているから。
逆にこれが弱かったり壊されていたりすればメンタルが弱い人。
(財多身弱で喜神の印星を強い忌財が剋してしまっている命式。これは良くない。勉強しない人だと一発で分かる命式。壊れているのは月干だから家庭環境や社会環境も良くなかっただろうな。干関係も最悪。)
その一方、公表されている1938年の方で出してみれば、これのどこが一体???という感じでそこまでお金に強欲なドス黒い悪人は出てこない。
印星が少し強すぎるので自尊心が高くて他人を見下すわりには自分に甘くて依存心が強いといった所はあるけど、だからといってそこまで悪人ではない。
性格がちょっと良くない人と反社やらの悪人とは別物だから。
こっちの方はもっとちゃんと学歴があって真っ当な仕事に就いているだろう人物が出てくる。
親からもきちんと教育を受けさせてもらっていて本人も勉強は出来る方。
「あんたが8を5だと見間違えただけでしょ!」と言われればそれまでなんだけど。
本人自ら語っている「中一でポン引き」という話しもにわかには信じがたい。
だって中一なんて見た目まだ小学生よ!
ものすごく引っかかるので何か手がかりがないかとこのドラマの参考文献である溝口敦氏の「魔女の履歴書」を読んでみた。
ネットで数子氏の生年の謎を調べると、AIのGeminiさんやChatGPTさんは事実の中に根拠の薄い嘘を所々で吐いて私を混乱させるばかりなので、溝口さんの本をとにかく頼りに読んでみた。
そうしたら・・・・
溝口氏の著書にも出てくる「3歳サバ読み説」
今回のネットフリックスのドラマでは数子氏の闇の部分を暴く小説を書く作家は無名の女性という設定になっている。
でも実際にその役割を果たしたのは暴力団や大手新興宗教団体からのいかなる圧力にも屈しなかった気骨のベテランジャーナリストの溝口敦氏。
2006年に週刊誌で今回のドラマの参考文献となった「魔女の履歴書」の連載が開始された。
結局数子氏はこの溝口氏の連載記事のせいでテレビの世界から去ることになる。
この時もヤクザを使って自分に不都合な連載記事を書く溝口氏を潰そうとしたのだけれども、それは叶わなかった敵わなかったからだ。
さすがは「ペンは剣よりも強し」を地で行った作家。
で、この「魔女の履歴書」の中の最初の方の数子氏の幼少期の生家でのことが書かれた部分や、その次の10代の若さでお店を持って実業家になって行った所が書かれてある部分でも、
「本妻との間の三男五女の四女として生まれたと自叙伝には書いているが実際は七女で実母は公称している本妻である母とは違う妾だった女性」とか
「お店を出した時の年次が合わない」だの
「どうも3歳サバを読んでいる」などの内容が出てくる。
そして「彼女は嘘が多い」と。
綿密に取材して調べた上でこの「3歳サバ読み説」が出てくるあたり、やっぱり彼女の生まれた年は怪しい。
著名人の鑑定の経験を多く持つ東海林秀樹先生も、
「芸能人の生まれた年を信用するな、鑑定に来た時になって、誰にも言わないで下さいね、私実際の生まれた年は違うんですって言うんだよ」
と言っていた。
Chazz先生に同じようなことを言われたことがある。
数子氏のケースももしかしたらそのパターンなのかもしれない。
今となってはもう裏取りは不可能なので、これは私の中の「もしかしたら・・・?」の話しとして留めておいて欲しい。

あの時代が生んだ細木数子
戦後の混乱期の荒廃しきった時代に、妻妾同居の青線地帯で家業もやっぱり・・・・な環境に生まれ育って勉強も苦手、、、、となればそれはまあ良くない稼業の方に進んでしまうのも仕方ないよねとも思うし、彼女自身も好き好んで悪人に生まれてきたわけではない。
ドロ水を啜らなければ生きていけなかった人もいただろう。
彼女をあそこまで肥大化させたのはあの政界・ヤクザ・芸能界・マスコミテレビ業界が混然一体化していたあの昭和の時代だったからこそなのだろう。
今の令和の時代やこれからの未来の時代ではありえない事となって行くだろう。
私は単に彼女を「悪い奴だ!」と言いたいだけなのではない。
ただ、別に崇めているわけでも擁護しているわけでもないけれど、あの時「1935年」という数字が出て来なかったらこんなに調べることはなかったこの類稀なる一生を走り抜けた女性の本当の生まれた年を知りたかった、ただそれだけなのだ。
参考文献:
溝口敦著「魔女の履歴書」講談社+α文庫

今回の記事の冒頭の写真は細木数子が生まれ育った渋谷道玄坂辺りにある「渋谷百軒店」。
渋谷の街自体があまり好きではないので、彼女のことを調べるまでこんな場所があったなんて知らなかった。
戦後の時代も今でもそうだけど風俗産業の店がごちゃごちゃと多い地域。
もう行くことはないだろうな。
今回の記事とNetflixドラマの参考文献、溝口敦氏のノンフィクション小説「魔女の履歴書」はこちら。


