四柱推命鑑定実例―仕事運、事業運がとても良い七殺の大運で起こったこと

仕事運の占い

今年の夏に美容院をこれまで通っていた所から変えて、前からお世話になりたかった東京青山で美容院を経営している私とちょうど同じ年齢のオーナー美容師さんである私の友達の所へ行き始めました。

過去には銀座などの店舗で技術を積んできて、NHKの朝ドラに出演していたあの女優さん(さて、誰でしょう?)も担当したことがあったりする美容師さんなので、それはそれはとても上手だからです。

青山や表参道、あの辺りは日本の中でも一番の高級美容院が数多く軒を並べる、高級美容院サロン激戦区です。

あの地域にそぐわない美容師の店舗はあっという間に淘汰され、信頼してもらい長く通ってくれるお客様をたくさん持つ本物の実力と地域柄ゆえに多くいらっしゃる富裕層のお客様方に合った高いホスピタリティーを持っている一流の美容師のサロンだけが生き残って行けるなかなか厳しい地域です。

そんな地域で友達は10年前に独立し自分だけの力で自分の理想のサロンを開業して今年の秋にちょうど開業10周年を迎えました。

こちらは彼女の四柱推命の命式

時日月年
乙戊己庚
卯戊卯戌
大運 24丙子 34乙亥 44甲戌 54癸酉

規模は小さいながらも自分の会社、職場を持っていて仕事や経営と縁のある人の命式に見えます。

で、こちらの命式は月干にある己、これがお邪魔虫(命式の濁)で、これを暴れないように抑え込める運になれば運が上がります。

このお邪魔虫をきれいに抑えることができるのは同じ木の五行でも、乙木ではなくて甲木の七殺で、これが来れば彼女の社会的な地位や仕事運、事業運が跳ね上がります。

私が彼女の四柱推命の命式を初めて見たのはもうお互いに50歳になった頃に、占い鑑定のお客様として初めてお会いした時のことでしたが、その際に大運をザッと見たところ、数え年44歳の大運で七殺の甲が巡っており、甲が命式のお邪魔虫の己を合去できれいに抑え、ここで運勢がガンと跳ね上がっている様子です。

この七殺の甲が到来した時期に
「ここで随分と運が良くなっているけれども何があったのか?」
と尋ねてみれば、これまで放漫経営者のご主人が経営する美容院で雇われの身で毎日毎日朝から夜遅くまで休みは元旦くらいとう超ブラック企業並みの環境で子育てもしながら何年間も身を粉にして働いて来たのだけれども、ちょうどこの辺りの時期にやっと離婚してご主人と袂を分かち、念願だった自分一人でゆっくりお客様に向き合える自分だけの店をこの高級サロンが並ぶ青山の地域に開業し本当に楽になって、お金の面でもとても楽になったとのことでした。

そう、この10周年記念を迎えたお店を開業した時とちょうど重なります。

29歳からの子の大運の時期やその次の34歳からの乙亥の大運はお金は一応入っては来るし失業者になるわけでもないが、仕事のストレスやご主人からのストレスが強く体調面でも大変そうな苦労の多い時期ではあったなと見えます。

いくら失業者でもなくお金が入ってきていたとしても手元には大して残らず、ご主人の危ない経営の元で休みも自由もなく仕事で気力体力を搾り取られる毎日というのは幸福度は低いことでしょう。

そんな環境でも頑張れたのは自分を剋してくる官の木の五行が多いながらも自分の柱の日柱が戊戌でしっかりと通根していて強さがあるからで、芯の強さを持つ女性です。

それでその苦労の時期の流れが変わったのが44歳からの甲の七殺の大運で、ここでようやく自分の理想のペースで仕事ができる理想の職場空間を持つことが出来ました。

そしてコロナ禍の影響を受けることもなく、堅実に美容師の仕事と向き合い続け今年無事に10周年を迎えました。

倒産、閉店する美容院が多い昨今で、やはり経営方面の運が強い人は違うものだなと思います。
この10年間の中で一人で育ててきた息子さんも大学を出て立派な社会人になりました。

これは先日開業10周年で頂いたお礼状と薬膳茶のプレゼント。

薬膳茶は肺・呼吸器が乾燥するこの秋の季節にぴったりの潤肺のブレンドで健康にもお肌の美容にもどちらにもとってもおすすめのお茶。

そして挨拶状には背伸びしたり飾ったりしていない等身大の美容師としての素直なこれまでの気持ちと今後の希望が彼女らしい品格ある言葉で綴られていました。

頂いた挨拶状は今後も大切に保管しておくつもりです。

開業10周年、おめでとうございます。

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