今回は満13歳の時に参加したモーニング娘のオーディションで「後藤一人が突き抜けていた」とつんく♂さんから激賞されてデビューした後藤真希さんの命式。
時日月年
辛乙乙乙
巳丑酉丑
この命式を見た時に、とても特徴的で一番に目に止まったのは天干に並ぶ3つの乙木。
そしてそれを束ねるような地支の巳酉丑の金の三合局でした。
並んでいる乙木は比肩。
比肩のもともとの言葉の意味は「肩を並べていること、実力や地位などが相手と同じ程度」。
四柱推命での意味は「自分と同じもの、仲間」ですから、これ日柱が後藤真希さん本人だとすると、月と年にある乙木は自分と同じグループの他の誰かのメンバーたちということになります。
これがグループやチームや組織を表す三合局でしっかり結束されています。
日、月、年にある乙木は全て陰干で女性らしい印象ですね。
また地支を見れば秋真っ盛りの酉金が月令の秋の命式です。
三合局の旺支の酉金は西方で八卦では兌。
西方の金の五行は収穫の秋の意味があり、収穫祭で人々が賑やかに歌い踊って楽しく過ごします。
そのようなことから兌宮には遊びという意味もあり、かしましく賑やかです。
また人物で言うと兌宮は10代の少女と言う意味があります。
賑やかで楽しそうな女の子たちの集まりですね。
因みに兌には巫女などの意味もありますから、この命式が誰の物だか分からずに見せられた場合、即座に「女の子達のアイドルユニットでしょ」とまで具体的なことまで当てるのは厳しいです。
ただ命式の「象」を見れば自分と全く同じ乙木の比肩が三つ並び、それが三合局で結束していれば、メンバーが複数いる何らかの組織、集まり、グループに見えてきます。
今回の場合は後藤真希さんの命式だと分かっていましたから「あ~、だから女の子たちのアイドルグループなのね、なるほどね!」と納得が行ったのでした。
光の部分―華やかな栄光
月令を得た七殺が強い命式で、従殺格のような命式ですが、陰干の日主が直接七殺から剋されるのは本人にとってあまり良いことではありません。
その七殺が剋される15歳からの丁火の大運になった年にモーニング娘で華々しくデビューしました。
時柱の辛の七殺は巳火の上に座り虚の辛です。
命式の天干に虚の七殺が上る場合は、その界隈で名声を得る人です。
金の五行と火の五行が同居してきれいな歌声が良く響き歌が上手な様子も出ていますね。
クールビューティーなイメージなのはこの強い金の五行の影響でしょうか。
天干に並ぶ陰干の繊細な面もありながらも3つ同じものが結託して並べば弱い陰干でも強さを持ちます。
この自分を剋してくる七殺の辛金に反発して反骨精神の強い方だと思います。
恋多き女性でモテるでしょうね。
そのような運命を持っている方はぜひ思う存分に謳歌してもらえればと思います。
影の部分―お父さんの事故
ところで後藤真希さんは1996年にお父さんを、そして2009年にはお母さんを亡くされています。
お父さんが亡くなったのは大運丙戌運の後半、戌の大運、丙子年・戊戌月。
時日月年
辛乙乙乙
巳丑酉丑
真希さんの命式だと生まれ育った実家を表す場所は酉金、これがお父さんだとすると大運と月運の戌からの相穿を受けて攻撃されている様子が見て取れます。
相穿は日本の四柱推命では「害」や「六害」と呼び、これは予測不可能な奇襲攻撃のような災難のことをいいます。
お父さんは趣味のロッククライミング中に事故死されています。
奇しくも月運は「戊戌」でこれは見るからに高く聳える硬い岩盤の岩山。
(事故が起こった山の標高はさほど高くなく低山に分類される山でしたが、人が自力でよじ登るには充分に高すぎる壁です。)
これに実家の場所の酉金が攻撃されました。
そして年運の干は丙、これが天干にある酉金の分身の天干の辛を合去します。
またその年は子年。
酉と子は「破」と見る読み方もあります。
酉が戌から攻撃されて弱っていますから、年運支の子による破の凶の影響が大きくなったのだと思われます。
このように地支の酉金が攻撃され弱り、天干の辛金も消えました。
こうして複数の良くない原因が重なりました。
硬くて高い「戊戌」の岩山が突然の予測不可能な奇襲攻撃でお父さんの命を奪いました。
その後にお母さんが亡くなったのも、、、これも解説可能ですが、ちょっと陰鬱な気分になってきたのでもうこれ以上はやめておきます。
賑やかで華やかな世界で脚光を浴びてその栄光を謳歌する光の部分もあれば、影の部分も浮き上がってきますね。
光も影も両方出てくるのが運命を読み解く占いなのだと思います。

