数年前に一度対面で鑑定させて頂いたご遠方にお住まいのお客様から再度オンラインでの鑑定依頼が入りました。
今回のご依頼は転居先を探している、早急に転居したいとのことでご事情を伺うと、、、。
これまでの数年間は何事もなく平穏に過ごしていた今のマンション内で昨年になってから夜中に男女がけたたましく言い争う声が聞こえるようになったり、女性の悲鳴や叫び声が聞こえるようになったりなどの物騒な出来事が度々起こるようになったそうです。
そしてつい最近になり郵便受けに不審な郵便物が投函されたことが引き金で夜眠れなくなり、実家の親御さんの所に避難するという生活となったそうで。
といった切実なお困り事を抱えてのことでした。
夜中に安心して眠れない住まいというのは、大変良くないです。
早く引っ越したいという気持ちはよく分かります。
こういった心に深く刻まれるような嫌な出来事が起こっていた時期というのは、命術の占いで見たら必ずそのようなことが出ているはずです。
こういうことが起こるとよく占い素人さんにある考え方で、
「その住まいに引っ越した時の方位が凶方位だったから悪いことが起きた」、というもの。
「日取りが悪かったから」というのもありますね。
これはそういうのとは全く関係ありません。
運勢を見る占いでそう出ているので、いつどこに引っ越そうと、或いは全く引越しせずともそうなってしまうからなのです。
早速この方を紫微斗数で見てみたくなりました。
すると、、、
何と何と、「これは大変だ!」と思えるような状況をやはり命盤は呈しておりました。
不穏な出来事が起こり始めた昨年は戌宮の子女宮が大限命宮の10年間の時期のうちの最後の年でした。
まず、この大限命宮から化忌を飛ばしてみると、赤色の①の矢印を辿って頂けると分かると思いますが、未宮の大限子女宮に化忌がつきます。
化忌が子女宮ということはこれはその対宮の大限田宅宮を冲します。(矢印②)
田宅宮はまさにお住まい、住居のことを表す宮位です。
またこの冲された大限田宅宮はくしくも本命宮と重なり、本人も冲されたということです。
そして、先ほど①の矢印で大限命宮化忌がついた未宮は大限子女宮ということだけなく、2024年の太歳田宅宮にあたっていますので、大限でも太歳でも本人を巻き添えにして子田線上で化忌の影響が及ぶため、住まいに関する困り事が何か起こってしまうのは起こるべくして起こったことと言えるでしょう。
また本田宅宮に当たる辰宮の2024年の太歳命宮からはその対宮に化忌が飛びます。(矢印③)
命宮の対宮というのは必ず遷移宮になり、遷移宮に化忌ならば、この2024年は田宅宮の悪さだけではなく対外面、対人面(ご近所付き合いとか)でも注意という年になります。
これだけ色々と悪い条件が重なればこういうことも起こるよね・・・というところですね。
で今年の2025年からは大限が切り替わり、新たな10年運が始まります。
大限命宮はこれまでの戌宮から酉宮に変わります。
今年2025年の太歳命宮から飛ばした化忌は寅宮のこれまた太歳子女宮につき、対宮の太歳田宅宮を冲し、子田線に影響を及ぼします。
今年の田宅宮は移動の星の天馬があるのみで、対宮の寅宮にある天機星と太陰星が影響してきます。
天機星は変化をもたらす星、また同宮している化科星は化忌の悪影響を抑える力のある星ですから、良くない嫌なこと(郵便受けに謎の変な郵便物を入れられ、不眠気味に、、、)が起こってもなんとかなり、転居するということになりそうという私の予測です。
良い環境を選んで転居して欲しいなという私からの願いです。
それで、私はもうすっかり忘れていたのですが、数年前の前回の鑑定で私はこの方の今後の仕事運、お勤め環境に関して「今の10年間の大限で良い変化が起こるから」と言っていたそうなのです。
まあ、これはその時期の大限官禄宮を見れば分かるよね。
その後、社内の大きな人事異動があり、非正規雇用だったのが正社員となり仕事環境も良くなり収入も上がったとのこと。
「先生のあの時の予言が当たりました!」と、とても喜んで報告して下さいました。
私は盤を読んでそう判断しただけで予言者ではないのですが、良い予測が当たって生活の質が上りました!というご報告を貰うのはとても嬉しいことです。
安心して暮らせる良い物件探し、応援していますので頑張って下さいね。