年、月、日、時の四つの柱の中でも、日柱のすぐ隣りの月柱の場所はその人の社会的な環境を見る柱で、月干の位置はその人が学校を卒業してから関わることになる仕事環境、社会環境を表す場所です。
なので、ものすごくざっくりでおおまかな見方ですが日主と月干との干同士の干の関係を見ると、その人の一生を通した仕事運の良し悪しの傾向が分かったりします。
これはある男性の命式です。(生時不明)
時 日 月 年
● 戊 丁 甲
● 寅 丑 寅
日主は丑月、一年のうちでも極寒の時期の戊の土です。
となれば火で暖めることが吉となります。
で、社会環境の場所の月干を見てみれば、ここには丁の火が!
これが命式を暖める火で命式の中でとても大切な要のもの(用神)となります。
丁の下が凍り付いた泥水の丑土なのでこれだけだと力なくあまり役に立ない丁火ですが、地支には丁火をボウボウと燃やす燃料となる火の気を含んだ支の寅木が2支もありますからまあ悪くないです。
この丁火は更に年柱の甲寅という強力な燃料の木の応援を得ています。
なので、この命式の人の仕事環境、仕事運は良さそうだなと見当がつきます。
命式を暖める火が強ければ調候用神が良く働き、人気運にも恵まれやすくなります。
せっかく日主と月干との関係が良くても、月干が年干から剋されたりしていればそれはまた役立たずの残念なことになってしまうので、月干と年干との関係も合わせて見ていきます。
で、この年柱は立派な樹木の甲寅(通根した実の柱)で、
特に甲は「甲尊」で全部で10個ある干の中で一番身分が高く尊いとされる干です。
この甲尊が名誉名声や権威権力の星の官殺。
地支にしっかりした根がなければそれはそこまで大したことのない権威権力ですが、これは寅木が二つもありとても立派な根があります。
天干だけの見掛け倒しの名声ではなさそうで相当立派なお家柄のようです。
この命式の主人公の戊が日主の方はそのなかなか身分の高い良いお家柄からの恩恵を受けていらっしゃるようです。
甲木が火の五行と一緒に並べばとてもこれは良く目立つ、注目を浴びる干関係であり(木火通明る)、ご本人は丁火の印から生じられ、丁火は文化、印は学問でなかなかアカデミックな香りがする天干です。
官印相生で身分が高くなるタイプの命式です。

この立派な家柄からの恩恵を受けている人物は日本の美容整形外科医療のパイオニア的な存在で高須クリニックを創業された高須克也院長のご子息で同クリニック名古屋院院長の高須幹也先生のものです。
幹也先生のウキペディアのページを見ると高須家の家系図が載っています。
月柱はお父さんの高須克也先生で、年干はその母で幹也先生のお祖母様、高須クリニックの前身となる病院はこのお祖母様の代から始まったそうです。
そのもっと上の高須小左衛門さんの代の高須家は素封家・そほうかと言って莫大な領地や財産を持つ大変裕福なお家柄であったようですね。
月支は丑土でこれは食傷の墓支、金の五行の食傷がたくさん集まっているところで、食傷は医療や治療、金の五行の辛金ですからメスや針などがたくさんある病院ですかね。
あとおまけにこの月支の丑土は両サイドにある寅木から剋されて弱くなってるように見えますが、これはつながっている関係です。(暗合)
名誉名声権威とつながっている病院ですね。
こんなふうにざっくりとその人の社会環境や仕事運の良さを読み取ることができます。
これはとても分かりやすいタイプの命式でした。
世の一般人の命式はこんな命式ばかりではありません。
さっきと違う言い方をすると
「ああ、この人社会に出てからあんまり仕事環境に恵まれてないな。原因は自分にもありそう。」なんてことも天干とその周りをちょっと見ると分かってしまうわけです。
それで、天干の並びが悪い場合でたまにいるのが、そういうお勤め環境に恵まれなくて仕事が辛いので何かフリーランスになって稼ぎたいとか、株で当てて投資家になって生活して行きたいかなどなど、、、、。
これもそういう自営業で稼げる良い運や投資などの投機行為に向いている運をもともと持っている人でないとそういうのはなかなか上手く行かないんですね。
思いつきの衝動で自分の夢に全てを投げうってリスキーな方に突っ走ってしまうと後々ものすごく苦労することになるので苦しくても、何とか細々とでも良いのでまともに地道にお勤めを継続するのはやめないことと、夢を叶えたいなら上手く行きそうな運気が巡る時期をちゃんと見定めてからということを強くお勧めします。
幹也先生のいる名古屋院に行って(質問しに行くだけではあまりにも図々しすぎるのでもちろんお客として)直接聞くしかないですかね(^^;)

