こちらは現在50代の仕事を持つ主婦の女性の命式です。
時 日 月 年
乙 甲 丙 辛
丑 午 申 亥
(月令:庚)
こちらの命式を見て私は地支の並びが気になりました。
それで、
「若い頃、子供の頃にお父さんとお母さんの仲が悪かったり家庭内の様子が良くなかったりしませんでしたか?」
と尋ねました。
すると、、、、
それはその通りで、お父さんが原因で両親の仲が悪く、離婚はこそしなかったもののお母さんが苦労して働いて育ててくれたおかげで学校にもちゃんと行くことができた、
ということでした。
みなさんそれぞれ色々な命式をしていますから必ず全部同じようにはっきりと出るというわけではありませんが、六親といって親兄弟姉妹や夫に妻と子供などの肉親、家族のことが自分の命式に登場してくることがあります。
親などの自分より目上は主に年柱や月柱から探します。
お母さんの星は印星で、
お父さんの星は財星です。
すると、この命式では年支の位置にお母さんの印星がありますね。
あれ?お父さんの財星は年柱にも月柱にもいない!
でもこのお母さんがいる年柱と月柱は天干が干合でがっちり結びついていますからこれはお父さんとお母さんの夫婦のことです。
ということはお父さんは月支の申ということになります。

で、私が気になったこの命式の問題点は年支と地支の相穿(そうせん・別の呼び名を「害」と言う)です。
年支と地支の亥と申が相穿しています。
相穿は破壊の力が働き、相穿し合っている地支は敵対する関係となります。
それで、亥と申ならば亥の方が攻撃されるダメージが強い関係となります。
それから年と月の柱は人生の若い時代の時で、月支はポジション的に自分が育った家庭のポジションとなりますからこれはお父さんとお母さんの間に何か問題があって子供時代の家庭内に何か良くないことがあったのかな?と見ることが出来るというわけです。
要するに、月支の家庭環境の位置で相穿が起こりお父さんがお母さんにダメージを与えているというのが出ているからです。
お母さんである年支の亥は本人の日主甲にとっても唯一の根となるもので、申金で痛めつけられてダメージを受けると困るものです。
なので本人も大変そうだったということが読み取れます。
またお父さんの財(丑)はさりげなく時支の位置にいて、命式の持ち主である本人の、思考や感情(午の食傷)をこれまた相穿で攻撃しています。
お父さんのせいでお金で苦労させられて本人の心が痛んだということになります。
このような家族関係、親との関係が浮かび上がってくることがあるのが四柱推命の占いです。
以前にはこのような記事を書きました。
これは本人とお父さんとの関係の悪さがモロに出ているケースです。

もちろん、お父さんとお母さんはとても仲が良かったと出ている命式の実例もちゃんとあったりしますが、人の運命を見る占い術なので良いことばかりでなく、当然そういった本人が抱える暗い負の部分も出てきます。
今回の命式のご本人は日柱の木と火の組み合わせらしいとても明るい雰囲気の方なので、一見しただけではまさかそのような大変な子供時代を送って来られた方だなんて分からないでしょう。
子供時代の辛さを乗り越えて現在はご主人とお幸せに暮らしていらっしゃいます。


