今回は占術の話題から離れて、子供の食べ物の好き嫌いについてのことを少々。
というのも、小さなお子さんを育てているお母さんからのご相談で
「うちの子はこだわりが強くてそれが通らないともう大変で・・・」
という内容を度々頂くから。
また、そういうお子さんの場合大抵は
「野菜を殆ど食べてくれなくて・・・」
という食べ物の好き嫌いにお母さんは悩まされていることがとても多い。
子どもの偏食の多さは世間一般では
「お母さんがちゃんと食べさせてないから。」とか
「料理がおいしくないからじゃないの。」などと
とにかく母親のせいにされがちだし、実際にそう思う人はとても多い。
しかししかし、
私がこれまで友達、知人など色々なお子さんを見たり話しを聞いていて思う事は、
これは生まれつきの要素が関わっているのでは?
ということ。
だってお母さんは本当に毎日頑張って見た目も味もいい料理を毎回出しているのに、頑なに食べない子がいたりする。
これはおかしい。
なので
「これは、、、持って生まれた生まれつきの性質が関わっているのではないかな?」
と考えるようになった。
生まれつき神経質で繊細といった星を自分の宮位に持って生まれた子がいる。
そういう子は何でも敏感に感じ取るので、味やにおいや食感にもとにかく敏感で神経質になり未知のものへの警戒心も強い。
だから自分が良く分からないものは警戒して食べない、そんなこともあると思うし、ちょっとした食感の違和感だけで食べたくなくなってしまう繊細さんもいると思う。
また、自分の自我を頑として曲げない子も「これじゃないと嫌だ!」のこだわりはとても強いと思う。
考えてみれば偏食はない大人の自分達だって自分の国とは風土も食文化も全然違う地域に海外旅行に行って、見たこともないような良く分からない料理を出されたら
「これちょっと大丈夫なのかな???」と警戒してしまうだろう。
それで、この間実家で老親に野菜の鍋料理を作った時、私が血の巡りの悪さや体の中の古くて汚い余計な水分のゴミ(水毒・痰湿と言う)を取り除く効果のある薬膳食材のきくらげを入れようとしたら
母は「普通は鍋にきくらげなんか入れないよ!」といって激しく嫌がった。
これもこだわりの一種だと思う。
それを同い年の薬膳仲間の友達に話したら
「どうして~? 栄養もあるし美味しいのにね。」と言っていた。
大人でさえこうなのだから、生まれてきてたかだか数年ぽっちの食生活の経験が浅いお子様たちが偏食をするのも無理ないことと思う。
我が家の場合、私は子供たちに好き嫌いで手を焼いたことは一度もなく、なんでもバクバク食べる子に育ってくれた。
周りからは「○○ちゃんちの子たちは何でも良く食べるね」と良く言われた。
それに対して私は特別何かすごく努力したりしたわけではない。
私が何か特別優れていたりしたわけでもない。
もともと私は食べることが好きなので自分の食べたいものを作って食べていたら、それを喜んで食べてくれる子供がたまたま生まれた、ただそれだけのことと思っている。
きっと親の大喰らい遺伝子を受け継いだのだろう。
専門家によれば子供の好き嫌いは母親の作った料理のせいということではなく、原因は遺伝的な味覚など複数の要素が重なって起こることなのだそう。
「上の子は何でも食べるのに下の子はなぜ・・・?」
と同じ環境で育てていても兄弟姉妹に好き嫌いで違いが出るケースもあることと思う。
なのでいくら母親のことばかりを責めても改善することはないのだ。
もちろん酷い偏食を放置するのは良いことではない。
私の古い友達の子供は野菜や果物の類は一切食べず、いつも菓子のようなものばかり食べていて、母親である友達は「好きなものだけでもとにかく食べてさえくれればそれでいいわよね~」と言いいつまでもそのまま、何歳になってもそのまま、学校に行ってもそのまま、そのまま大きくなってしまった。
その子供の父親(の夫)も酷い偏食だった。
友達の作った食事にこんなの食べられない、これも食べられないと理由をつけて食べようとせず、「何も食べられるものがねぇなぁ~」とカップ麺や菓子類に手を伸ばす。
彼の食事風景はおじさんなのにとても子供じみていた。
食べ物の好き嫌いだけでなく子どもが酷い我がままや悪態をついていてもまったく注意しようともしない。
そんな親子で、私はいつしか疎遠になって行った。
こういうのは親に問題があると言われても仕方がない。
その偏食の酷かった父親は偏食がたたったのか100キロ超えの病的な極度の肥満体となり、それを脂肪を体につけないようにする薬?とやらの薬物の対処療法でなんとかしようとしたのが良くなかったせいか、恐らく高血圧で心臓にも来ていたのだろう、ある日何の前触れもなく突然布団の中で冷たくなっており、まだ若かった妻と幼かった子供を残して早くに亡くなった。
子どもの好き嫌いに関して私的にはこれは結局は慣れの問題だと思う。
根気良く、根気良く、時間をかけてその食材の美味しさに慣れていってもらう。
こういうお悩みをもったお母さんには私はうまいことごまかして食材に慣れていってもらう薬膳の知恵の調理法を伝えている。
食事の時間は楽しくね。
怒って無理に食べさせようとするとせっかくの食事の時間が苦痛になってトラウマになってしまうから。
こうやって時間をかけて成長とともに警戒心を解いていっていずれ食べられるようになってくれればそれでいいのだ。
先日の鑑定の際も、お子さんの好き嫌いが多くて頑張ってもなかなか食べてくれなくて大変だったというお母さんがお見えになったので
「それ全部お母さんのせいにされて辛かったですよね。」
と言ったら涙ぐみそうな顔を浮かべて頷いていた。
そんな偏食の酷かったお子さんも今では立派な大人になってちゃんと食べられるようになっているそう。
子どもは白紙の状態で生まれて来るわけではない。
犯罪者に育てようとして育てたわけでもないのに犯罪者になったり、オリンピック選手にしようと有り余るほどの財力を注いで育てても叶わぬ夢で終わる子もいるように、生まれ持った気質や向き不向きは生まれた後から親がクリエイトして育て上げられるわけでもない。
だから、どうか何でもかんでも「お母さんのせい!」って決めつけるのはやめて欲しいなということでした。
2025年 12月5日(金) ― 9日(火)の期間を臨時休業とさせて頂きます。
鑑定のお申込みはこの期間は避けて下さいますようお願いいたします。


